【4月8日 CGTN Japanese】イエレン米財務長官は4日、広州入りしました。1年足らずで2度目の訪中となるもので、何立峰副総理とイエレン財務長官は5日から6日まで広州で複数回の会談を行いました。

 イエレン財務長官は広州での最初の食事を、広東料理の老舗「陶陶居」で取りました。100年以上の歴史を持つこの店は、魯迅や小説家の巴金、画家の劉海粟の御用達としても有名です。イエレン財務長官はそこでガチョウの丸焼きや冷えた酢豚、豆腐、エビ餃子を含む点心料理などを堪能しました。

 同店の従業員によると、イエレン財務長官の箸の使い方は上手だったということです。同従業員は「個室ではなく、わざわざ一般席を予約し、レストランの食事の雰囲気を感じたいと、開放的な席で食事をすることにこだわっていたようだ。彼女が注文したのは非常に代表的な点心と広東料理。食事中はとても楽しそうだった」と紹介しました。

 中国を訪問する前に、イエレン財務長官は米メディアの取材に対し、「世界各地の人々と接することは仕事の重要な部分であり、その最善の方法は食べ物や地元のレストランを通じてだ」と述べたということです。

 イエレン財務長官の今回の訪問は広州市民からも注目されています。ある地元住民は、「米当局者としてイエレン氏が中国について理解すべきは食べ物だけではない。中国をより理解してこそ、米国の世界観、中国に対する見方、中米関係に関する考え方を正すことができる」と話しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News