【4月5日 東方新報】韓国で過ごしていたジャイアントパンダ「福宝(フーバオ、Fu Bao)」が北京時間3日午後7時14分、専用飛行機で四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)の双流国際空港(Chengdu Shuangliu International Airport)に到着した。

 2020年7月に誕生した「福宝」は、韓国で初めて生まれたジャイアントパンダで、中国ジャイアントパンダ保護研究センターの専門家によるオンラインでの「クラウド指導」により、海外で自然妊娠に成功した最初の例でもある。中韓の共同の取り組みにより、ジャイアントパンダ「福宝」は健全に成長し、中韓両国の人びとから愛され、両国間の心の橋渡しとなってきた。ジャイアントパンダの保護と研究に関する協力協定に則り、海外で生まれたジャイアントパンダの子どもは2歳から4歳で中国へ戻ることになっており、「福宝」も今年、帰国の時を迎えた。

「福宝」が帰国することを歓迎するために、中国ジャイアントパンダ保護研究センター臥龍神樹坪基地に隔離検疫施設を準備した。屋内外の動物舎、運動場、飼料の加工場などが設けられ、豊富な竹や補食を十分に備えている。隔離検疫の期間、専門家のチームが「福宝」の面倒を見て、飼育のケアや健康の監視を行い、新しい環境への適応を早期に促すサポートを提供する。(c)東方新報/AFPBB News