【3月31日 AFP】23-24イタリア・セリエAは30日、第30節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は2-1でフィオレンティーナ(Fiorentina)との激戦を制し、2位の座を固めた。ラツィオ(SS Lazio)は終了間際のゴールでユベントス(Juventus)に1-0で勝利した。

 ミランは後半にルベン・ロフタスチーク(Ruben Loftus-Cheek)とラファエル・レオン(Rafael Leao)が見事なゴールを挙げて公式戦6連勝。4月1日にエンポリ(Empoli)戦を控える首位インテル(Inter Milan)との勝ち点差を暫定で11ポイントに縮めたが、それよりも重要なのは、敗れたユベントスとの差が残り8節で6ポイントに広がったことだった。

 イゴール・トゥドール(Igor Tudor)新監督が就任したラツィオは後半アディショナルタイム3分、マッテオ・グエンドウジ(Matteo Guendouzi)の絶妙なクロスにアダム・マルシッチ(Adam Marusic)が頭で合わせ、勝利をつかんだ。

 マルシッチの今季初ゴールで勝利したラツィオは、同日アタランタ(Atalanta)に0-3で敗れたナポリ(SSC Napoli)を勝ち点1上回る7位に浮上した。しかし欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)の出場圏内である4位ボローニャ(Bologna FC)とは、消化が1試合多い状態でまだ8ポイントの開きがある。

 トゥドール監督はライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「この上ないスタートだ。選手には満足しているし、われわれの過ごした時間を考えると、これ以上ないプレーをしてくれた」と話した。

 一方のユベントスは、これで4戦未勝利と完全にスランプに陥り、再びチャンピオンズリーグの出場権争いに巻き込まれている。ここ9試合では勝ち点を7ポイントしか稼げず、4月1日にレッチェ(US Lecce)と対戦する5位ASローマ(AS Roma)との差は8ポイントとなっている。(c)AFP/Terry DALEY