【1月11日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2024)は10日、リトアニア・カウナス(Kaunas)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、フランスのアダム・シャオイムファ(Adam Siao Him Fa)が94.13点で首位に立った。

 スイスのルーカス・ブリチュギ(Lukas Britschgi)が91.17点で2位、エストニアのアレキサンドル・セレフコ(Aleksandr Selevko)が90.05点で驚きの3位に続いた。

 シャオイムファは完璧な出来ではなく、冒頭の4回転ルッツでは両手を氷に着いたものの、技術面の質の高さでリードを守った。直近の出場5大会のうち4大会を制覇する圧倒的なシーズンを送っているシャオイムファだが、先月中国・北京で行われたフィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナルでは今季最低の合計スコアで4位に終わっていた。

 男子シングルのフリースケーティング(FS)は、12日に行われる。

 一方、ペア・ショートプログラム(SP)では、ジョージアのアナスタシア・メテルキナ(Anastasiia Metelkina)/ルカ・ベルラバ(Luka Berulava)組がまさかの首位に立った。

 今季シニアデビューを飾ったメテルキナ/ベルラバ組は71.30点を記録。2位には69.63点でドイツのミネルバファビエンヌ・ハーゼ(Minerva Fabienne Hase)/ニキータ・ボロディン(Nikita Volodin)組、3位には67.05点でイタリアのルクレツィア・ベッカーリ(Lucrezia Beccari)/マッテオ・グアリーゼ(Matteo Guarise)組が続いた。

 昨年大会を制したイタリアのサラ・コンティ(Sara Conti)/ニッコロ・マチー(Niccolo Macii)組はミスが重なり、61.52点の7位と出遅れた。ペアのFSは、11日に開催される。(c)AFP