【1月8日 AFP】23-24イタリア・セリエAは7日、第19節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は終盤にドゥシャン・ブラホビッチ(Dusan Vlahovic)が決勝ゴールを決め、10人のUSサレルニターナ1919(US Salernitana 1919)に2-1で勝利。首位インテル(Inter Milan)との勝ち点2差を維持した。

 雨の降る敵地で、前半39分にジュリオ・マジョーレ(Giulio Maggiore)に先制ゴールを許したユベントスは、53分にマジョーレが退場になった後もサレルニターナが勇敢に戦う中で、交代で投入されたサミュエル・イリング(Samuel Iling)が65分に力強く同点ゴールを決めた。

 そして迎えた後半アディショナルタイム1分、ブラホビッチが完璧なヘディングシュートで今季7ゴール目を決め、見事な逆転勝利でインテルとの勝ち点差を保った。前日エラス・ベローナ(Hellas Verona)から物議を醸す勝利を挙げたインテルは、この後の1か月間、ユベントスよりもかなり厳しい日程が待ち受けている。

 今季苦戦中のナポリ(SSC Napoli)は0-3でトリノ(Torino FC)に大敗。またしても屈辱的な敗戦を喫して9位に転落し、試合中には怒ったサポーターが敵地のピッチに発煙筒を投げ込んだ。内容も振るわない完全な力負けで、これで直近の公式戦4試合で3敗目。昨季の歴史的なリーグ優勝のことはすでに忘れ去られ、チームは週が進むたびに泥沼に深くはまり込んでいる。

 3位のACミラン(AC Milan)は3-0でエンポリ(Empoli)に快勝した。ルベン・ロフタス・チーク(Ruben Loftus-Cheek)のゴールで序盤に先制すると、31分にオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のPKで点差を広げ、最後は終了2分前にチャカ・トラオレ(Chaka Traore)がダメを押した。(c)AFP/Terry DALEY