【1月7日 AFP】23-24イタリア・セリエAは6日、第19節の試合が行われ、首位インテル(Inter Milan)はダビデ・フラッテージDavide Frattesi)の終了間際のゴールでエラス・ベローナ(Hellas Verona)に2-1で勝利した。

 インテルは13分にラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)が今季16ゴール目を決め、序盤はそのまま問題なく勝利を収めるかに思われたが、74分にベローナのトマ・アンリ(Thomas Henry)に同点ゴールを許すと状況が一変した。

 それでもインテルが必死に勝利を目指す中で、後半アディショナルタイム3分にフラッテージが味方のシュートのこぼれ球を蹴り込んで勝ち越し。同10分にはアンリがPKを外したことにも助けられ、終盤にさまざまなドラマが起こった試合を制した。

 フラッテージのゴールに至る流れでは、インテルのアレッサンドロ・バストーニ(Alessandro Bastoni)が相手選手の顔に肘打ちを入れており、ベローナ側はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によってゴールが取り消されなかったことに憤っている。ベローナにはその後のプレーでVAR判定によってPKを与えられたが、アンリのキックはポストに阻まれた。

 この結果、インテルは2位ユベントス(Juventus)がUSサレルニターナ1919(US Salernitana 1919)戦を7日に控える中で、勝ち点差を暫定で5ポイントに広げた。対するベローナはこの冬に多くの選手が移籍する見通しで、今後は残留へ向けて厳しい戦いが予想される。

 他会場では、サッスオーロ(US Sassuolo)が1-0で4位フィオレンティーナ(Fiorentina)に勝利。序盤のアンドレア・ピナモンティ(Andrea Pinamonti)のゴールを守り切り、公式戦7試合ぶりの白星を挙げた。(c)AFP