【1月4日 東方新報】中国の保健当局は、「医療機関を訪れる呼吸器疾患の患者数は着実に減少しており、この傾向は今後数週間続く」と予想している。

 国家衛生健康委員会宣伝司の米鋒(Mi Feng)副司長は昨年12月24日の記者会見で、「2級以上の病院(2級、1級乙、1級甲の三つのクラスの病院)の呼吸器疾患の外来および救急治療件数が12月15日と比較して8.2パーセント減少した」と発表した。これはピーク時期から30パーセント減少したことになるという。

 中国疾病予防管理センターの彭質斌(Peng Zhibin)副主任は「最近の呼吸器疾患の急増は主にインフルエンザウイルスによるものであるが、肺炎マイコプラズマ、RSウイルス、アデノウイルスによる症例も確認されている。これらのウイルスの活動は変動や減少を繰り返す。一方、新型コロナウイルスの活動の方は、今年(2023年)は極めて低いレベルに達した」と説明した。

 また「急性呼吸器疾患の減少傾向は来週も継続すると思われるが、インフルエンザの方は依然として優勢だ」と付け加えた。(c)東方新報/AFPBB News