【11月30日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG、フランス)対ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United、イングランド)戦で物議を醸すPK判定に関わったビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を29日の試合の担当から外したと、欧州サッカー連盟(UEFA)がAFPに明かした。

 担当を外されたのはポーランド出身のトマシュ・クフィアトコフスキー(Tomasz Kwiatkowski)氏。28日の試合でVARを務めた同氏は、ニューカッスルが1-0でリードしていた後半アディショナルタイムにペナルティーエリア内でティノ・リブラメント(Tino Livramento)の手にボールが当たった場面を確認するよう主審に要求。結果的にPSGに与えられたPKをキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が決め、試合は1-1のドローとなっていた。

 クフィアトコフスキー氏は翌29日のレアル・ソシエダ(Real Sociedad、スペイン)対レッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg、オーストリア)戦でもVARを務める予定だったが、担当を降ろされた。

 PSG対ニューカッスル戦では、後半にニューカッスルのルイス・マイリー(Lewis Miley)が似たような形でハンドを犯したようにも見える場面があったが、そのときは見逃されていた。

 貴重な勝利を逃し、グループステージ敗退の危機に追い込まれる結果となったニューカッスルのエディ・ハウ(Eddie Howe)監督は試合後、PKを与えたのは「不適切な判定」だったと話している。(c)AFP