【12月1日 Xinhua News】中国自動車大手、浙江吉利控股集団傘下の新エネルギー車(NEV)メーカー雷達新能源汽車はこのほど、ラオス・ビエンチャンの旗艦店で純電動ピックアップトラック「雷達(Radar)RD6」の発表会を開いた。中国初の純電動ピックアップトラックが東南アジア市場に本格進出した。

 同社の関係者は、世界各国が省エネルギー・排出削減に力を入れる中、ラオスをはじめとする東南アジア諸国も相次ぎ自動車産業の構造転換に関する発展目標を打ち出しており、新エネ車(NEV)の発展見通しは明るいと説明。ラオス政府は一連の総合計画を作成し、2030年までにEVの割合を30%以上に引き上げる目標を掲げたと述べた。

 セダンやスポーツタイプ多目的車(SUV)に比べ、ピックアップトラックは東南アジア消費者の需要量がさらに大きい車種である。同社は世界自動車業界の新エネ化の流れに応じ、東南アジア市場に進出するとともに、地元のエネルギー産業の構造転換・高度化を積極的に加速させている。

 同社は23年7月、第1弾の自動車を海外へ輸出した。吉利控股集団も技術、資源、サプライチェーン(供給網)、海外販路などの面から同社を支え、より効率的な海外市場開拓をサポートしている。東南アジア市場に続き、同社は中央アジアや東欧、中東、中南米市場の開拓を加速し、24年1月までに世界の10カ国以上の国で販売を開始することを予定している。(c)Xinhua News/AFPBB News