【11月30日 Xinhua News】中国が独自開発した次世代汎用CPU(中央演算処理装置)「竜芯3A6000」が28日、北京で発表された。中国工業情報化部の史恵康(し・けいこう)電子情報司副司長は、国産CPUが自主制御と製品性能において新たな高みに到達したことを示しており、中国が独自開発のCPUアーキテクチャーを用いて一流の製品を作り出す能力があることを証明したと述べた。

 竜芯3A6000は中国が独自設計した命令セットとアーキテクチャーを採用しており、外国のライセンス技術に頼る必要がない。複数種類のクロスプラットフォームアプリケーションに対応する。

 動作周波数は2・5GHz(ギガヘルツ)で、新たに開発された四つの高性能LA664プロセッサーコアを集積。マルチスレッド技術をサポートし、CPU全体で八つの論理プロセッサーがある。前世代の「竜芯3A5000」と比べ、シングルスレッドの汎用プロセッサー性能は60%向上、マルチスレッドの性能は2倍になった。

 中国電子技術標準化研究院賽西実験室のテスト結果によると、竜芯3A6000プロセッサーの総合性能は、2020年発売のインテル第10世代Coreプロセッサーに相当する。(c)Xinhua News/AFPBB News