【11月5日 AFP】23-24スペイン1部リーグは4日、第12節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は終了間際のゴールでレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に1-0で勝利した。

 前週行われたレアル・マドリード(Real Madrid)との伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」では、土壇場で逆転ゴールを許して敗れたバルセロナだが、この日は相手に主導権を握られながらも、前週自分たちが体験したのと同じ苦しみを今度はソシエダに味わわせた。

 試合はソシエダが前半から相手を押し込み、危険なエリアに何度も進入してはるかに多くの好機を生み出したが、先制点は決められなかった。久保建英(Takefusa Kubo)がファーサイドで合わせたシュートも、バルセロナの守護神マルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)に阻まれた。

 後半もバルセロナは終盤まで決定機を作り出せなかったが、テル・シュテーゲンの奮闘で同点を維持すると、迎えた後半アディショナルタイム2分、イルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)のパスにロナルド・アラウホ(Ronald Araujo)が頭で合わせて決勝点を奪った。

 この勝利でバルセロナは、今節敗れたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を勝ち点2上回り、レアルと同1差の3位に浮上した。レアルは5日にラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)とのホームゲームを控えている。

 敗れたソシエダは、今節マジョルカ(RCD Mallorca)を下したレアル・ベティス(Real Betis)と入れ替わりで6位に後退した。ジローナ(Girona FC)は4-2でオサスナ(CA Osasuna)から逆転勝利を収め、レアルと勝ち点3差の暫定首位に立った。(c)AFP