【10月29日 CGTN Japanese】中国国家林業草原局が発表したところによると、中国のジャイアントパンダが滞在している19カ国の23の海外協力機関に対して行った現地調査と評価の結果、すべてのジャイアントパンダの健康状態が良好との判断が下されました。

 中国は日本や韓国、オーストリア、スペイン、イギリス、フランス、シンガポール、ドイツ、ロシア、カタールなど19カ国とパンダ保護協力研究を行っており、海外に滞在しているパンダは63頭に達しています。そのうち、9頭が日本在住です。

 現地で行われた調査と評価によると、各海外協力機関のパンダ飼育施設の建設や飼育看護、疾病予防・治療措置などは、全体として要求に合致していることが分かりました。

 ジャイアントパンダは中国特有の珍しい種であり、この種を共同で保護するために、中国は1990年代以降、ジャイアントパンダの繁殖や疾病研究、科学普及などについて、日本などの国々とジャイアントパンダ保護に関する協力研究を行ってきました。パンダ保護で中国と協力する国は、高い基準の飼育・繁殖用のパンダ館の建設が必要なほか、高レベルの飼育・医療・科学研究チームを設立し、積極的に中国と保護・飼育・科学研究交流を行っており、それぞれの国でも非常に重視されています。パンダに関する国際協力はパンダの種の保護と国内外の民間友好交流の促進に重要な役割を果たしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News