【10月19日 AFP】サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)が、スペイン審判技術委員会の元副会長が所有する会社に金銭を支払っていた問題で、バルセロナのジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長を告発したと、18日に司法当局が発表した。

 この問題ではすでに、クラブやジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)、サンドロ・ロセイ(Sandro Rosell)両元会長、審判技術委員会の副会長を務めていたホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ(Jose Maria Enriquez Negreira)氏とその息子も告発されている。

 ラポルタ会長は、2003~10年までの最初の会長就任時における汚職関与の疑いで告発された。

 この日発表された報告書で、捜査を主導した判事は、告発の深刻さからラポルタ氏が時効の恩恵を受けることはできないとの見解を示している。

 バルセロナは、ネグレイラ氏が所有する会社に2001〜18年に合計約730万ユーロ(約10億3000万円)を支払ったとみられている。クラブ側はいかなる不正行為も否定している。(c)AFP