【10月8日 AFP】第52回世界体操競技選手権(52nd FIG Artistic Gymnastics World Championships)は7日、ベルギーのアントワープ(Antwerp)で女子種目別決勝が行われ、レベッカ・アンドラーデ(Rebeca Andrade、ブラジル)が跳馬の金メダルを獲得。米国のシモーネ・バイルス(Simone Biles)は同種目で銀、段違い平行棒は5位でこの日はタイトルを逃した。

 前日の女子個人総合を制して世界体操の最多金メダル数を更新し、団体でも米国の7連覇に貢献したバイルスだが、跳馬では自身の名前を冠した高難度の屈身ユルチェンコ2回宙返りで着地に失敗した。

 これで1点を落とし、さらにコーチがマット脇にいたため0.5点の減点を受けたバイルスは、アンドラーデに0.201点差及ばずに銀メダルとなった。東京五輪でも優勝したアンドラーデは、世界体操ではこの種目2回目の金メダル獲得。一方でバイルスは世界体操のメダル獲得数を通算で28個に伸ばした。

 2人は大会最終日に行われる種目別の平均台とゆかにも出場を予定している。(c)AFP/Diane FALCONER