【10月6日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)に出場しているアルゼンチンのベテランHOアグスティン・クレービ(Agustin Creevy)は、互いに準々決勝進出が懸かる8日の日本戦について、いわば「もう一つの決勝」だと語った。

 プールDではすでにイングランドが突破を決めており、ナント(Nantes)で行われる日本対アルゼンチンの一戦では、勝った方が準々決勝の切符を手に入れ、負けた方が敗退となる。

 W杯出場はこれが4回目で、4強入りを果たした2015年大会ではチームの主将を務めた38歳のクレービは、日本戦について「(トーナメントでいえば)ベスト16の試合であり、乗り越えるべきもう一つの決勝だ」とし、「日曜(8日)の試合に向けては自信と確信を持っている」と述べた。

 さらに「決勝、準決勝あるいは準々決勝に行きたいなら、まずはこの試合を突破しなければならない。だから、自分たちにとって本当に重要だ」と話しつつ、負けることは念頭にないと自信を示した。

 守備コーチのデビッド・キッドウェル(David Kidwel)氏も、日本戦の重要性を口にし、「日本は非常に良く指導されていて、優れた技術を持っている。うちの守備ではコネクションに加え、タックルを決めることが重要になる」と述べた。

 FBフアン・クルス・マリア(Juan Cruz Mallia)は、日本について「とてもきちんとしたチームで、非常に理路整然としている。かなり機動力を使ってくるし、守備もすごく優れた組織力を持っている」と評価し、「バックスリーが本当に速い。SOはキックがとてもうまいし、FW陣も良い。本当にタフな試合になるだろう」と警戒した。(c)AFP