【9月28日 Xinhua News】中国浙江省杭州市などで開かれている第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)の日本選手団は24日、同大会メインメディアセンターで記者会見を開き、尾県貢団長が中日両国選手のライバル関係について、互いの競技力向上のために極めてプラスになっていると述べた。

 尾県氏は同大会開会式について「パフォーマンスが非常に壮大で、テクノロジーを駆使した、先端的な演出で驚いた」とコメント。また、特に選手村について触れ、あらゆる設備が完備されており、日本選手団が快適な時間を過ごせるだろうと語った。

 一方、今大会の目標について尾県氏は具体的なメダルの数を示さず、「スポーツの価値を守り、伝えることが日本オリンピック委員会の大きなビジョンで、そのために最大限に頑張っていく」と述べた。また「スポーツ全体における中日両国選手のライバル関係についてどう思うか」との質問に対しては、両国のライバル関係が日本選手にとって前進するパワーになっていると回答するとともに、自ら日本陸上競技連盟会長として携わる陸上競技を例に挙げ、日中両国は緊密にコミュニケーションを取り、選手の間でも日常的な交流があるほか、互いにコーチに指導を仰ぐなど、深い協力関係を持っていると説明。このようなライバル関係が日中両国の競技力向上のために極めてプラスになっているとの見解を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News