【9月27日 CGTN Japanese】杭州アジア競技大会で卓球女子団体決勝が26日午後に行われ、中国は日本を3-0で破り、金メダルを獲得しました。張本智和選手の妹で、アジア大会に初出場した15歳の中国系選手・張本美和が中国の観客に深い印象を残しました。

 日本代表が重点的に育てた新星として、張本美和選手が女子団体決勝で対戦したのは、五輪金メダリストで世界選手権でも優勝した王曼昱選手でした。1-3で敗れたものの、第4ゲームでは王曼昱選手をかなり苦しめました。

 張本美和選手のプレーについて、中国卓球女子の初代「大魔王」として知られる鄧亜萍さんは「王曼昱選手との対戦で勇敢に戦って、気後れせず、特徴的なサーブと切れ味の良いバックハンドで印象に残った。経験の面で少し劣っているだけで、将来は必ず中国代表に衝撃を与えるに違いない」と称賛を隠しませんでした。

 張本美和選手は試合後、「鄧亜萍さんがあなたのことを褒め称え、天賦の才能があると話し、中国代表に警戒を呼びかけていた」と記者から伝えられると、驚いた様子を見せながらも、「とてもうれしい。もっと頑張らなくては。もっと成長しないと中国と対戦することすらできないので」と答えました。

 中国では、張本美和選手も兄の張本智和選手と同じように、中国代表が重点的に研究する対象になるに違いないとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News