【9月21日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は20日、禁止薬物に指定されているステロイドのスタノゾロール(Stanozolol)にキャリア2度目の陽性反応を示したミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)のJ.C.メヒア(J.C. Mejia)に対し、162試合の出場停止処分を科したと発表した。

 ドミニカ共和国出身で27歳のメヒアは昨年5月、スタノゾロールの陽性反応を示してMLBから80試合の出場停止処分を受けていた。

 2度目の陽性反応を受けて機構は、選手会との合同薬物防止・治療プログラムに基づいて、ブルワーズで中継ぎを務めるメヒアに1シーズン出場停止に相当する処分を下した。出場停止期間中は無給となる。

 21年にクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians、現クリーブランド・ガーディアンズ<Cleveland Guardians>)で大リーグデビューを果たしたメヒアは、今季11回3分の1を投げて防御率5.56、13奪三振、3四球、1勝0敗の数字を残していたが、先日肩の故障で60日間の負傷者リスト(IL)に入り、シーズン終了となっていた。

 今季MLBでのドーピングによる出場停止処分で24年シーズンの全休が決定したのは、メヒアが初めてとなっている。(c)AFP