【9月20日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)が19日、負傷した右肘を修復する手術を受けた。手術を行ったスポーツ外科医の権威は、大谷は2025年から再び投打の二刀流でプレーできるだろうと話している。

 大谷は、先月に右肘靱帯(じんたい)の損傷と診断されて以来、マウンドに上がっていない。その後は脇腹を痛め、今季終了が決まった。

 代理人を務めるネズ・バレロ(Nez Balelo)氏はこの日、大谷がロサンゼルス市内で手術を受けたと発表し、「最終的な決断と手術の種類は、大局的な視点に重きを置いて決められた」と説明した。

 手術は、ニール・エルアトラシュ(Neal ElAttrache)医師が行った。前週にはアキレスけんを断裂した米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のQBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)の手術も担当したエルアトラシュ氏は、大谷は「完全復活」できる見込みだとし、打撃は来季の開幕に間に合い、25年には二刀流を再開できるだろうと語った。

 大谷本人も自身のインスタグラムを更新し、手術が「無事成功した」と報告。「一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」とつづった。

 今季の大谷は、打者として44本塁打を放ち、投手としては132回を投げて防御率3.14、167奪三振の圧巻のシーズンを送った。(c)AFP