【9月18日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)は17日、プールDの試合が行われ、日本はイングランドを苦しめながらも12-34で敗れた。

 W杯開幕前の13試合でわずか4勝にとどまっていたイングランドだが、アルゼンチンとの大会初戦に27-10で勝利してその不安を払しょくすると、4年前にプールステージで4勝を挙げたチームとは程遠い日本からボーナスポイント付きの勝利を飾り、首位通過の可能性を高めた。

 松田力也(Rikiya Matsuda)のこの日2本目のペナルティーゴール(PG)でリードを奪った日本だったが、直後にラインアウトのミスからボールを奪われ、イングランドのルイス・ラドラム(Lewis Ludlam)にトライを許した。

 9-13とリードを許して迎えた後半、日本は松田のこの日4本目のPGが決まり1点差に詰め寄った。

 しかしその直後、攻め込まれた日本のディフェンス陣がノックオンがとられると予期してじっと立ち尽くす中、イングランドはコートニー・ロウズ(Courtney Lawes)がトライ。テレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)は、ボールがジョー・マーラー(Joe Marler)の頭に当たったとして判定は覆らなかった。

 日本は松島幸太朗(Kotaro Matsushima)や松田を中心にカウンターアタックを仕掛けたが、残り十数分は疲れが見え、イングランドの猛攻を許した。

 イングランドはジョージ・フォード(George Ford)のクロスキックからフレディ・スチュワード(Freddie Steward)がチーム三つ目のトライを奪うと、ジョー・マーチャント(Joe Marchant)にもトライが生まれた。

 日本はW杯のプールステージ続けていた連勝が7で途切れた。(c)AFP