【9月5日 AFP】サッカースペイン男子代表チームは4日、同国サッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)会長が女子代表メンバーであるヘニフェル・エルモソ(Jennifer Hermoso)の唇に一方的にキスをしたことについて、「容認できない行為」だと非難した。

 ルビアレス会長は、8月20日に行われた女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)決勝の表彰式でエルモソにキスをし、大きな批判を呼んでいるが、辞任を拒否している。

 スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)でプレーするFWアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)は、男子チームを代表して「女子選手への連帯を表明するとともに、彼女たちの成功が汚されたことを遺憾に思う」とする声明文を読み上げ、「ルビアレス氏による容認できない行為を非難する。彼は自らが代表を務める組織にふさわしくない」と批判した。

 ルビアレス会長に対しては、すでに国際サッカー連盟(FIFA)が90日間の資格停止処分を科し、スペインのスポーツ裁判所(TAD)も捜査を行っている。(c)AFP