【9月11日 CNS】インターネット住居生活サービスプラットフォーム運営会社の我愛我家(5i5j Realty China)が8月24日、2023年上半期の財務報告を発表した。

 報告期間中、同社は62億6000万元(約1261億円)の営業収益を実現させ、前年同期比2.99パーセント増加となった。住宅の総取引額(GTV)は約1633億3000万元(約3兆2919億円)に達し、前年同期比31.7パーセントの増加となった。親会社所有者に帰属する純利益は前年同期比で大幅に欠損を減少させ、335億元(約6752億円)減となった。


 その中で、仲介業務の売上は23億5000万元(約474億円)に達し、前年同期比34.08パーセント増加となった。粗利率は22.53パーセントとなり、前年同期比2.55ポイント増加した。報告期末時点で、同社の不動産資産管理業務で扱っている賃貸住宅管理戸数は26万2000戸に達し、2022年末比で3.1パーセント増加し、入居率は96.5パーセントに達し、2022年比で0.7パーセント上昇し、運営効率はさらに向上した。

 今年の上半期、我愛我家のブランドは全面的にリニューアルされ、「あらゆる生活に住み込む」というブランドメッセージと新たなビジュアルイメージが発表され、サービスへのコミットが相次いでアップグレードされた。また、人工知能(AI)分野のトップ企業の第四範式(4Paradigm)と戦略的協力関係を結び、大規模言語モデル技術を不動産仲介業界に導入し、デジタル化・インテリジェント化により仲介人のオペレーション能力と企業の運営効率を向上させ、業績の成長を促進した。  
 
 報告期間中、仲介業務と資産管理業務は収益と規模の双方で着実な成長を遂げた。新築住宅の取引額も大幅な伸びを実現した。

 資産管理業務の「相寓」ブランドは、我愛我家の業績成長の重要なけん引役だ。報告期末時点で、相寓の業務は北京市、杭州市(Hangzhou)、上海市、蘇州市(Suzhou)などの15都市をカバーしており、賃貸住宅管理戸数は26万2000戸に達し、2022年末に比べて3.1パーセント増加した。上半期において、資産管理業務はGTV約79億元(約1592億円)を実現し、前年同期比3.9パーセント増加となった。   

 上半期、我愛我家のデジタル化整備の効果も相次いで表れ、企業アプリ端末のMAU(月間アクティブユーザー)は339万人に達し、前年同期比7パーセント増加。PC端末のMAUは547万人に達し、前年同期比21パーセント増加、微信(ウィーチャット、WeChat)の微信小程序(WeChatアプレット)端末のMAUは220万人に達し、前年同期比8パーセント増加となった。同時に、我愛我家の北京公式サイトの成約率は62.1パーセントに達し、前年同期比5.7ポイント上昇した。長年にわたるデジタル化関連セクターへの継続的な投資により、プラットフォーム価値が持続的に向上し、プラットフォーム内の仲介人に精確にビジネスチャンスを提供し続けている。

 より強いブランド力、より厚いテクノロジーの応用、多様な手段、不断のイノベーション、サイクルにとらわれない発展を推進し、より強い競争力を実現し、より大きな発展機会をとらえる。(c)CNS/JCM/AFPBB News