【8月18日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)は17日、米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ(Inter Miami)に加入して以降、幸せを再び見いだしていると話し、古巣FCバルセロナ(FC Barcelona)からパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)への移籍とは「正反対」だと表現した。

 インテル・マイアミに加入してここまで6試合に出場して9ゴールを挙げているメッシは、マイアミ到着後では初めてとなる地元メディアの会見に臨み、リラックスしながらフロリダ州南部での生活について明るく語った。それは2年間を過ごしたPSGで一部のファンからブーイングを浴びたフランス・パリでの時間とは対照的なものだった。

 メッシは「当時話したように、パリに向かうことは望んでいなかったし、バルセロナを離れたかったわけでもなかった。いわば、それは次々と起こったことだ」と話し、「街という意味でも競技的な意味でも、これまで過ごしていたのとは全く違う場所に慣れる必要があった。それは難しいことだったが、ここで起きているのはそれとは正反対だ」と語った。

 メッシは13歳で母国アルゼンチンを離れてスペインの強豪バルセロナに加入し、長年にわたって成功を収めてきたが、クラブの財政難を主な理由に退団した。バルセロナに復帰する可能性や、サウジアラビアへの移籍の波に乗るのではないかとの臆測も流れていたが、メッシは自身の決断に満足していると語った。

「自分たちが下した決断にはとても満足していると言える。それは競技面だけでなく、現在の状況からもそうだ。家族や日々の暮らしにとって良かったし、街も楽しめている。新しい経験ができているし、初日からマイアミだけでなく、人々から素晴らしい歓迎を受けている」 (c)AFP/Simon EVANS