【7月12日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は12日、先進7か国(G7)が新たに提示する安全保証について、歓迎はするものの、北大西洋条約機構(NATO)への将来的な加盟の代わりにはならないとの見解を示した。

 リトアニアの首都ビリニュスでイェンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)NATO事務総長との会談を終えたゼレンスキー氏は、G7が12日中に発表するウクライナへの長期的な支援計画について、「NATO加盟の代わりではなく、加盟までの期間の安全を保証するもの」と捉えるべきだと述べた。

 同氏はまた、今回のNATO首脳会議で、自国の正式加盟に向け明確な期限を設けて招待を受けられるものと期待していたと明かし、「ウクライナにとって最良の安全保証はNATO加盟だ。戦争後にはウクライナがNATOに加盟すると確信している」と強調した。(c)AFP