【5月13日 AFP】男子ゴルフのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)が、許可なくLIVゴルフリーグ(LIV Golf League)に参加した選手にDPワールドツアー(DP World Tour、欧州ツアー)が追加処分を科したことを受け、同ツアーから脱退した。

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 欧州ツアーは11日、LIVゴルフに出場した26選手に対して個別に1万2000〜10万ポンド(約203万〜1690万円)の罰金や最大8大会の出場停止処分を科したと発表した。

 ステンソンは米誌ゴルフ・ダイジェスト(Golf Digest)の記事で、「このような結果となり残念だが、仕方がないことであり、全く予想外というわけでもなかった」とし、「他に選択肢を与えられず、脱退するしかなかった」と語った。

「(欧州)ツアーが長年してくれたことには感謝している。しかし、彼らは未来をどのように展望するか選択し、われわれもそうした。残念ながら、現時点では一緒に進むことはできない」

 ステンソンは9月にイタリア・ローマで開催される米国選抜との対抗戦ライダーカップ(Ryder Cup)で欧州選抜の主将を務める予定だったが、LIVゴルフ参戦を理由に昨年その座を降ろされていた。

 ステンソンの他には、すでにリー・ウェストウッド(Lee Westwood)やイアン・ポールター(Ian Poulter)のインランド勢やセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)らが脱退している。脱退した選手は罰金を支払うまでツアー復帰を認められず、出場停止処分は資格回復後から適用となる。(c)AFP