【8月1日 AFP】サウジアラビアが後援する男子ゴルフの新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズ第3戦は31日、米ニュージャージー州ベッドミンスター(Bedminster)のトランプ・ナショナル・ゴルフクラブ・ベッドミンスター(Trump National Golf Club Bedminster、パー71)で最終日が行われ、初参戦のヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)が通算11アンダーで優勝した。

 ステンソンは、サウジアラビアの人権問題が活動家から批判されている同シリーズと契約し、前週に米国選抜と欧州選抜による対抗戦ライダーカップ(Ryder Cup)の欧州選抜主将の座を剥奪されたが、騒動を振り払う優勝を果たした。

 この日スコアを2ストローク伸ばし、マシュー・ウルフ(Matthew Wolff)とダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)の米国勢に2打差をつけて勝利したステンソンは、「自分がキャプテンらしいプレーをしていたことは、みなさん同意してもらえるはずだ」と皮肉を言った。

「慌ただしい10日間だったが、これまでと同じようにうまく集中できたことを非常に誇らしく思う」と話したステンソンは、個人戦の優勝賞金400万ドル(約5億3000万円)と、団体戦2位の賞金150万ドル(約2億円)の分け前を手に入れた。

 元世界ランキング1位のジョンソンは、最終ホールをバーディーで締めてスコア「68」をマーク。「64」でスコアを7ストローク伸ばしたウルフとともに2位タイに入ると、チーム戦では優勝を飾った。(c)AFP