【12月1日 Xinhua News】中国の航空機メーカー、中国商用飛機(COMAC)は11月29日、国産大型旅客機「C919」の量産を許可する製造証明を取得した。同社が製造証明を取得するのは小型ジェット機「ARJ21-700」に続いて2機種目となる。

 C919は150人乗りクラスの大型旅客機で、同社が設計・開発・製造を手掛ける。最終組み立て拠点を上海市の浦東新区に置き、初号機は12月中に中国の航空大手、中国東方航空集団に引き渡される予定となっている。

 製造証明は、中国民用航空華東地区管理局が交付した。審査は関連規則と管理手順に基づき3年8カ月かけて実施されたという。

 大型旅客機の量産体制が整ったことで、航空機製造業の国内産業チェーンの発展が見込まれる。同管理局はC919の製造に関する監督管理を継続的に実施し、国産民間機産業の質の高い発展を後押ししていく方針を示している。(c)Xinhua News/AFPBB News