【7月23日 CGTN Japanese】夏休みが始まった中国では、映画館に観客が押し寄せています。

 キャッツアイ専門版(猫眼、映画の興行収入などの関連データをリアルタイムでまとめて発表するウェブサイト)の統計によりますと、6月1日から7月19日までの累計興行収入は37億7000万元(約766億2374万円)に達しています。

 中でも、朱一龍(ジュウ・イーロン)が主演し、家族愛を取り上げた映画『人生大事(Lighting Up The Stars)』は現在までに興行収入が14億元(約284億4114万円)に達して中国大陸部での同ジャンルの興行収入のトップとなり、中国映画の興行収入トップ50にランクインしました。この映画は当初は清明節(4月5日)の上映予定が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で最終的に夏休みの上映となりましたが、よもや興行収入のダークホースになるとは誰も予想しませんでした。

 続いては、香港の著名な監督7人がタッグを組んだ『七人楽隊(Septet:The Story of Hong kong)』や、SFアクション『明日戦記(Warriors of Future)』などの注目作が上映され、この夏休みを盛り上げる見込みです。

 7月以降、全国的な新型コロナウイルス感染の沈静化に伴って映画市場は熱を帯び続けており、『人生大事』『神探大戦(Detective VS. Sleuths)』『外太空的莫扎特(Mozart from Space)』など多くの話題作が上映され、映画館は夏休みの映画観賞ブームを迎えています。

 灯台専門版(エンターテインメントに関連するデータをまとめて発表するプラットフォーム)のデータによりますと、7月18日現在、中国で営業している映画館数は9918軒で、稼働率は81.5%に達しており、1カ月以上80%以上を維持しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News