【7月12日 CGTN Japanese】中国の有人宇宙船「神舟13号」に搭乗した宇宙飛行士が宇宙の中で育種に成功したコンニャクの種まきが10日、中国南部・雲南省曲靖市富源県で行われました。

 コンニャクの宇宙での育種は雲南省最大のコンニャク栽培基地である富源県を支援するための科学技術プロジェクトとして行われたもので、重さ33グラムに及ぶ計300粒の種子が栽培されました。

 無重力に酸素不足といった特殊な環境により、種子の内部構造に急激な変化が生じたため、種子の劣化や深刻な病害などの問題を解決することが期待されています。

 富源県のコンニャク栽培面積は約1万ヘクタールで、年間売上高は約10億元(約200億円)に達し、関連従業員は1万人近くに上っています。現在、現地では、コンニャク栽培に特徴を持つ産業チェーンが形成されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News