【7月7日 CGTN Japanese】中国の宇宙ステーション「天宮(Tiangong)」の年内完成に向けて、その構成部分となる実験モジュール「問天(Wentian)」の打ち上げに備えた軌道修正が行われました。

 実験モジュール「問天」は7月中に、海南省(Hainan)の文昌発射センターから打ち上げられる予定です。その後、宇宙ステーションの一部となって、宇宙生命科学研究の拠点としての役割を担うことになります。

 現在、中国の宇宙ステーションはコアモジュールである「天和(Tianhe)」と、宇宙貨物船「天舟3号(Tianzhou-3)」および「天舟4号(Tianzhou-4)」による複合体となっています。これは、6月5日に有人宇宙船「神舟14号(Shenzhou-14)」が酒泉衛星発射センターから打ち上げられた後で形成されたものです。今後は「天舟3号」が切り離され、「問天」が「天和」とドッキングすることになります。

「神舟14号」の宇宙飛行士3人は、6カ月の滞在期間中に「問天」を通して船外活動を2回から3回行う予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News