【5月21日 AFPBB News】1週間のSDGsニュースを振り返る。

ウクライナ難民、600万人超に 国連発表

 2月24日のロシアの侵攻開始以来、ウクライナから国外に逃れ難民となった人の数が600万人を超えた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が発表したデータで12日、明らかになった。

 多くはウクライナと国境を接する国に脱出した後、その他の国へ移動。ポーランドが最大受け入れ国となっている。

ブラジル・サンパウロ州の教会で、寄付された家具とマットレスのそばで遊ぶウクライナ難民の子ども(2022年4月19日撮影、資料写真)。(c)NELSON ALMEIDA / AFP

再生可能エネルギーだけで世界一周に挑む船、タイ湾を航行

 水素やその他の再生可能エネルギーだけで世界一周を目指す双胴船「エナジーオブザーバー(Energy Observer)」がこのほど、タイ・パタヤ(Pattaya)に寄港した。

 出航は2017年で、途中50か国の港に立ち寄りながら、年内のゴールを目指している。

タイ・フアヒン沖を航行する双胴船「エナジーオブザーバー」(2022年4月29日撮影)。(c)Tolga Akmen / AFP

気候変動4指標、21年に過去最高記録 国連

 国連(UN)の世界気象機関(WMO)は18日、世界の気候の現状に関する年次報告書を発表し、2021年には気候変動に関する主要4指標すべてが過去最高を記録したことを明らかにした。

 最高記録を更新したのは、温室効果ガス濃度、海面上昇、海洋熱、海洋酸性化の4指標。国連のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は、報告書によって「人類の気候変動対策の失敗」が示されたと指摘。「世界のエネルギーシステムは壊れており、われわれを気候の大惨事にますます近づけている」と警告した。

北極圏にあるノルウェー領スバルバル諸島の湾(2022年5月3日撮影)。(c)Jonathan NACKSTRAND / AFP

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