【SDGsニュースを振り返る】5月5日〜5月11日
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【5月14日 AFPBB News】1週間のSDGsニュースを振り返る。
約70か国が参加するシリア支援国会合がベルギーの首都ブリュッセルで10日まで開かれ、シリア市民や難民に対する総額67億ドル(約8720億円)の支援を表明した。
昨年の支援額は64億ドル(約8330億円)だった。支援金はシリア政府には渡されず、市民支援や、ヨルダンやレバノン、トルコ、エジプト、イラクなどに逃れた難民の支援に充てられる。
支援機関は、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で世界の食糧供給が打撃を受けており、シリアでの食糧不足も深刻化する恐れがあると警告している。
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)の最高指導者ハイバトゥラ・アクンザダ(Hibatullah Akhundzada)師は7日、女性に公共の場でのブルカ(チャドリ、全身を覆う衣服)着用を義務付けた。
タリバン復権以来、女性に課した最も厳しい義務の一つとなる。
いつもより夏が早く始まったインドでは、熱波により気温が記録的に上昇し、多数の鳥が脱水症状などを起こしている。専門家は、気候変動により気温上昇が深刻化し、頻度も高まると警告している。
インド西部グジャラート(Gujarat)州にある動物病院「ジブダヤ・チャリタブルトラスト(Jivdaya Charitable Trust)」は、鳥の病院としてはインド最大規模を誇る。先月は約2000羽を治療した。極度の脱水症状を起こして衰弱する鳥も多く、木から落ちて羽にけがをした鳥もいた。
病院の共同創設者のギラ・シャー(Gira Shah)氏はAFPに「毎日少なくとも50~60羽の鳥が脱水状態で運ばれて来る」と語る。気温は46度まで上昇しているという。
運ばれてくる鳥のうち、約4分の1は深刻な脱水症状や、それに伴う合併症により死んでしまう。治療を受けて回復した鳥は、自然環境に戻れるようになるまで鳥籠で飼育される。
管理担当のシャーウィン・エベレット(Sherwin Everett)氏は、「7月までに複数の熱波が到来し、気温がさらに上昇すると予測している」と述べた。
(c)AFPBB News