【4月13日 AFP】12日に行われた22MLBのサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)対サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)戦で、ジャイアンツのアリッサ・ナッケン(Alyssa Nakken)コーチがMLB史上初めて女性として公式戦のグラウンドに出てコーチを務め、歴史をつくった。

 ナッケンコーチは、本来の一塁コーチであるアントアン・リチャードソン(Antoan Richardson)氏が退場処分になったため、三回に一塁ベースコーチにつき、パドレスのエリック・ホズマー(Eric Hosmer)一塁手に祝福された。回が終わって戻ったベンチでは、ジャイアンツのカート・カサリ(Curt Casali)捕手とハグを交わした。

 今回の経験について、ナッケンコーチは「最高だった。球団のサポートが欠けていると感じたことは一度もない」と話した。

 31歳のナッケンコーチは、2020年1月にジャイアンツの裏方スタッフからアシスタントコーチに昇格し、MLB初となるフルタイムの女性コーチに指名された。エキシビションでは、2年前のオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)戦で一塁コーチを務めていたが、レギュラーシーズンの試合でグラウンドに出るのは今回が初めてだった。(c)AFP