【2月16日 AFP】北京冬季五輪は16日、アルペンスキー男子回転が行われ、クレマン・ノエル(Clement Noel)が優勝を果たし、今大会の同競技ではフランス勢初となる金メダルを獲得した。

 凍えるような寒さの中、澄み渡った空の下で1本目の滑走を終え6位につけていたノエルは、2本目で最速タイムを記録。合計タイムを1分44秒09とし、今大会の複合で金メダルを獲得していたオーストリアのヨハネス・シュトロルツ(Johannes Strolz)を0.61秒差で2位に、ノルウェーのセバスチャン・フォス・ソレバーグ(Sebastian-Foss Solevaag)を0.70秒差で3位に抑えた。

 今大会ではヨアン・クラレイ(Johan Clarey)が滑降で銀メダルを、マチュー・フェーブル(Mathieu Faivre)が大回転で銅メダルを獲得しており、ノエルの金メダルによって仏勢男子はアルペンスキーで全種類のメダルを手にした。

 アルペンスキーの中で最も技術力を要する回転は、ここ数大会で最も開かれた争いの一つになるとみられていたが、それが証明される結果となった。今季のW杯ではここまで6戦が行われているが、優勝したのはノエルを含め6選手おり、計14人が表彰台に上がっている。(c)AFP