【10月10日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)承徳市(Chengde)の承徳関帝(三国時代の蜀の武将・関羽)廟は、避暑山荘の正門「麗正門」から西南の方向に20メートルほど離れたところにある。清の雍正10(1732)年の創建で、中国で唯一現存する皇帝の勅諭により建てられた関帝廟として知られる。

 関帝廟は清の乾隆25(1760)年に母屋の両側にある庭が拡張され、乾隆43(1778)年の改修を経て、現在の形となった。かつて朝廷の役人や各民族の首長、外国からの使者が訪れた重要な寺院であった。2002年に大小20余りの建物が再建・修復され、40体以上の塑像が復元された。主に関聖帝君(関帝)を祭っており、境内には三清殿、財神殿、薬王殿、聖母殿などの建物がある。(c)Xinhua News/AFPBB News