【3月12日 AFP】USAバスケットボール(USA Basketball)は11日、東京五輪に出場する男子代表候補57人を発表し、五輪で2度金メダルを獲得しているレブロン・ジェームズ(LeBron James)やケビン・デュラント(Kevin Durant)、クリス・ポール(Chris Paul)らが選出された。

 東京五輪で4連覇と通算16個目の金メダル獲得を目指す米国は、昨年2月に発表された42人に15人を加えた候補選手を発表。最終的にロースターは12人に絞られる。

 昨季ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)をファイナル制覇に導いたジェームズとフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)に所属するポールは、2008年北京五輪と2012年ロンドン五輪で米国に金メダルをもたらした。

 銅メダルに終わった2004年のアテネ五輪にも出場しているジェームズは、カーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)に並ぶ米国バスケットボール選手史上最多タイ4度目の五輪出場を目指す。

 ロンドン五輪と続く2016年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したデュラントをはじめ、ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)からは得点王3度のジェームズ・ハーデン(James Harden)やカイリー・アービング(Kyrie Irving)、ブレイク・グリフィン(Blake Griffin)、ジョー・ハリス(Joe Harris)、そしてデアンドレ・ジョーダン(DeAndre Jordan)の6人が候補入りした。

 新たに加えられた15人には、グリフィンとジョーダンに加えてニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)のザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)らが名を連ねている。

 新型コロナウイルスの感染拡大は単に五輪が1年延長されただけでなく、米国の金メダル獲得への挑戦にも複雑な影響を与えた。昨季NBAは10月にシーズン終了を迎えたため、2020-2021シーズンの開幕までオフは2か月しかなかった。

 そして今季のNBAは、ファイナルが第7戦までもつれた場合、東京五輪の開会式前夜にシーズンが終了となる。そのためUSAバスケットボールは、プレーオフ期間中のメンバー招集を考慮して候補数を拡大せざるを得なかった。(c)AFP