【2月15日 AFP】(更新)ミャンマーの治安部隊は14日、同国北部で抗議していたデモ隊に向けて発砲し、ジャーナリストらを拘束した。同日、在ミャンマーの米国大使館は最大都市ヤンゴンでの部隊の移動と通信遮断の可能性について警告を発し、国軍が起こしたクーデターへの抗議デモに対し弾圧が強まる様子を示唆した。

 同国北部ミッチーナ(Myitkyina)には、電力網の停止をめぐる臆測が飛び交い、これを止めようとデモ隊が集結。治安部隊はデモ隊に向けて催涙ガスを使用、その後発砲した。現場に居合わせたジャーナリストはこの件による負傷者の数は不明だとし、「警察がゴム弾を使ったのか、実弾を使ったのかわからない」と述べた。ミッチナを拠点とするメディアによると、警察はその後、現場で取材していたジャーナリスト少なくとも5人を拘束した。

 米国大使館は14日夜、米国市民サービスの公式ツイッター(Twitter)アカウントに、「ヤンゴンで部隊の移動の兆候があり、(現地時間15日)午前1時から9時(日本時間同日午前3時半から11時半)の間に、通信遮断の可能性がある」と発表した。(c)AFP