【7月2日 Xinhua News】中国竜江森林工業集団傘下の東京城林業局がこのほど、管理している森林で絶滅危惧種のアムールヒョウの撮影に成功した。同集団が6月30日、明らかにした。

 東京城林業局の作業員、宋金竜(Song Jinlong)さんが同月19日午前、森で防火通路の整備をしていた際、掘削機の右前方約20メートルの場所に、まだら模様の「大きな猫」がいるのを発見。すぐに携帯電話を取り出して撮影した。宋さんは22日午後にも、最初の発見地点から約2キロの地点でこの野生動物に出合い、カメラに収めた。

 地元の動物保護部門と公安部門が宋さんの説明と撮影画像を基に調査を進めたところ、長さ11センチ、幅7センチの鮮明な足跡を見つけた。

 東北林業大学(Northeast Forestry University)ネコ科動物研究センターの専門家による初歩的な鑑定で、動物はアムールヒョウであると判明した。

 アムールヒョウは「遠東ヒョウ」とも呼ばれる大型ネコ科動物で、主にロシア極東や中国東北部、朝鮮半島北部に生息している。(c)Xinhua News/AFPBB News