【11月28日 CNS】中国・広東省(Guangdong)東莞市(Dongguan)麻涌鎮(Machong)で20日、中国国際貿易促進委員会と広東省自動車電子商務協会の共催による「中国第1回中古車輸出フォーラム」と「初出航イベント」が催された。イベント終了後、自動車専用RO-RO船が500台の中古車を搭載し、麻涌新沙港からアフリカのベナンにあるコトノウ港(Port of Cotonou)に向け出港、大ロット中古車輸出の先陣を切った。

 情報によると、今年4月、中国の商務部、公安部、税関総署は中国の10の地域で中古車輸出の試験的取り組みを始動。広東はそのうちの一つとして、省内に5か所の試験拠点がある。現在は2か所が実施可能な状態となり、そのうちの一つが今回のイベントが行われた麻涌鎮の「中国好車(東莞)輸出基地」だ。

 中国の中古車が全国に先駆けて初めて出荷されたのは今年の7月末。8台の中古車がロシアと中東地域向けに輸出された。初ロットの出荷成功後、20日に行われた500台のアフリカ向け出荷は、史上最大規模の中古車の輸出だ。今回輸出された車は、トヨタ自動車(Toyota Motor)、現代(ヒュンダイ)自動車(Hyundai Motor)、中国重型汽車(SINOTRUK)、宇通(Yutong Group)などで、総価格約300万米ドル(約3億3000万円)、約1か月半でアフリカに到着する予定。(c)CNS/JCM/AFPBB News