【7月19日 Xinhua News】中国の第三者調査機関・マイコス研究院(Mycos Institute)は18日、大学生の就業に関する調査結果を発表した。それによると、過去5年間に中国の大学新卒者のインターネットおよびIT業界への就職割合は総じて上昇傾向を示している。

 調査によると、2014年から2018年に中国の大学新卒者のインターネットおよびIT業界への就職割合はほぼ年々増加する傾向を保っている。その中で、2018年の大学本科新卒者の同業界への就職割合は8.5%となり、2014年の新卒者の6.2%より2.3ポイント高い。また、同年の高等職業学院・高等専科学校新卒者は4.9%で、2014年の3.7%から1.2ポイント高くなっている。

 今回の調査でインターネットおよびIT業界と分類された業界には、インターネット運営、ネットワーク検索エンジン、データ処理、委託管理および関連サービス、その他の情報サービス、ソフトウエア開発、コンピューターシステム設計サービスの業種が含まれる。

 給与水準は、中国の高等教育機関(大学・高等職業学院・高等専科学校など)卒業生が同業界を選ぶ大きな要因になっている。調査では、2015~2018年にインターネットおよびIT業界に就職した新卒者の平均月収は、いずれの年も全国の新卒者平均月収を20%余り上回っている。(c)Xinhua News/AFPBB News