【5月18日 AFP】男子テニス、世界ランク3位のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が17日、右脚のけがを理由にイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2019)のシングルス準々決勝を棄権した。

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 この大会で通算4度の準優勝に終わっているフェデラーはこの日、第8シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)とベスト4入りを懸けて対戦する予定だったが、「きょうは試合に臨めなくてがっかりしている」とすると、「体調が100パーセントの状態でなく、チームと相談してプレーしないことに決めた」と明かした。

 元世界ランク1位で四大大会(グランドスラム)通算20勝を記録しているフェデラーは、2015年以来となる全仏オープンテニス(French Open 2019)に向けた準備として、今回のローマ大会には直前で出場を表明。全仏では唯一タイトル獲得を果たした2009年以来の優勝を目指し、クレーコートでの調整に臨んでいた。

 チチパスは準決勝で、大会連覇を目指す第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦する。(c)AFP