【1月7日 AFP】18-19スペイン1部リーグは6日、第18節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は本拠地でレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に0-2で敗れた。この結果、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差は10にまで広がり、リーグ制覇はもちろんのこと優勝争いの望みまで絶たれたかもしれない。

 ウィリアン・ジョゼ(Willian Jose)のPKで序盤にリードを許したレアルは、ルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)が退場して最後の30分間を10人で戦わねばならなかった。

 その後ソシエダは、ルベン・パルド(Ruben Pardo)が追加点を奪い、直近22試合で1度しか白星を挙げられていなかったレアル戦での勝利を決めた。

 レアルがサンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)でソシエダに敗れるのは2004年以来で、当時レアルの指揮官を務めていたカルロス・ケイロス(Carlos Queiroz)氏は、その翌日に解任されている。

 たとえ自身が指揮官を続けるにふさわしいかを問われたとしても、まだサンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督はそこまでは至っていない。同監督は「次の試合で勝てるように戦う」と話している。

 しかし、フレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)氏からバトンを引き継ぎ、昨年11月からソラーリ監督が送っていた幸福な時期は完全に終幕を迎えた。

 3日のビジャレアル(Villarreal CF)戦でのドローに続き、今回黒星を喫したことで、レアルは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の出場圏外となる5位に順位を落とした。

 ソラーリ監督は「きょうはすべてが思い通りにいかなかった」「手を尽くしたが、ゴールだけが決まらなかった」とコメントしている。

 この日の観客動員数は今季の中では2番目に少ない5万3412人であり、フロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長も無表情のまま試合の行方を見守った。

 一方、バルセロナはリオネル・メッシ(Lionel Messi)とルイス・スアレス(Luis Suarez)がそれぞれゴールを挙げ、アウェーでヘタフェ(Getafe CF)に2-1で勝利。

 アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が素晴らしいFKを決め、敵地でセビージャFC(Sevilla FC)と1-1で引き分けた。

 バルセロナはここ10試合のリーグ戦で7勝を収めており、2位に5ポイント差をつけている。仮に今年勝ち点を落とすことがあっても、それに乗じる可能性があるのはアトレティコかセビージャとみられる。(c)AFP/Thomas ALLNUTT