【12月24日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)で18シーズンの王者に輝いたアトランタ・ユナイテッド(Atlanta United FC)が、新監督に元オランダ代表のフランク・デ・ブール(Frank de Boer)氏を招へいしたことを発表した。

 来年1月1日から就任するデ・ブール氏は、14日のプレシーズンマッチ、さらには2月から始まるCONCACAFチャンピオンズリーグ(CONCACAF Champions League)に向けて準備を進めることになる。

 デ・ブール新監督は「クラブは一流になるという長期戦略を立てており、そのスポーツ面での目標は間違いなく私個人の目標と合致する」「現在の成功を活用しながら、クラブがMLS、さらにはその先のトップになるための安定した確かな土台を築いていきたい」と話した。

 現在48歳のデ・ブール氏は、現役時代の古巣アヤックス(Ajax)をエールディビジ4連覇に導いたが、その後イタリアとイングランドでは短命に終わっていた。インテル(Inter Milan)では序盤に5戦4敗とチームがスランプに陥った時期があり、わずか85日で解任。イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレス(Crystal Palace)でも17-18シーズンの開幕から4連敗を喫し、就任から10週間でクラブを離れることになった。

 それでもアトランタ・ユナイテッドのダレン・イールズ(Darren Eales)会長は、「フランク・デ・ブールは選手としても、指導者としても飛び抜けた経歴の持ち主だ。われわれのクラブに迎え入れられたことを大変うれしく思う」とコメントした。

 アトランタ・ユナイテッドでは、ヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)前監督がクラブチームの指揮は家族との時間が十分に取れないと話し、10月の時点で退任を発表していた。マルティーノ氏には、メキシコ代表の指揮官就任がうわさされている。(c)AFP