【12月23日 AFP】18クラブW杯(2018 FIFA Club World Cup)は22日、アラブ首長国連邦(UAE)・アブダビで決勝が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)が4-1でアル・アイン(Al Ain FC)を下し、大会3連覇を果たした。

 ルカ・モドリッチ(Luka Modric)やトニ・クロース(Toni Kroos)、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)ら現状のベストメンバーを送り出したレアルは、前半14分にバロンドール(Ballon d’Or)受賞者のモドリッチのゴールで先制すると、後半15分にマルコス・ジョレンテ(Marcos Llorente)の素晴らしいボレーシュートで追加点を挙げ、終盤にはセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が勝負を決定づける3点目を挙げた。

 86分にカイオ(Caio)のFKから塩谷司(Tsukasa Shiotani)のヘディングシュートで1点を返されたが、大勢に影響はなく、後半アディショナルタイムにはヤヒア・ナデル(Yahia Nader)のオウンゴールで4点目を加えた。

 今季ここまで苦しむ試合も多かったレアルだが、この日は大会初戦で3点差からの逆転勝利を飾り、準決勝でも南米王者リーベル・プレート(River Plate、アルゼンチン)を破る金星を挙げるなど、快進撃を見せてきた開催国代表を寄せ付けなかった。通算4回目のクラブW杯優勝は、ライバルのFCバルセロナ(FC Barcelona)を一つ上回る最多記録となる。

 サンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督にとっては、就任後初タイトルとなった。かつてレアルを率いたジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が今週マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を解任され、自身の去就に関する臆測が飛び交う中で試合を迎えたソラーリ監督だが、これで就任後の戦績は13試合で11勝となっている。

 ソラーリ監督は「この選手たちにふさわしい優勝だ。選手たちは非常に良く頑張り、多くのトロフィーを勝ち取ってここにいる」「きょうはそこに、クラブW杯3連覇という花を添えた。レアルというクラブ、何よりこの選手たちにとって偉業だと思う」とコメントした。

 レアル初得点を挙げたジョレンテは「自分たちで求めていたプレー、毎週練習していることが出せた」「この決勝で決めることができて、これ以上ないトップチーム初ゴールになった」と話した。(c)AFP