【10月26日 AFP】女子テニス、世界ランク3位のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が25日、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)の前に関節リウマチと診断されていたことを公表した。

 WTAファイナルズ(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2018)に出場しているウォズニアッキは、大会5日目となった同日の試合で、エリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に7-5、5-7、3-6で敗れ、大会連覇の可能性がついえた。これでウォズニアッキは、1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で初の四大大会(グランドスラム)優勝を果たした重要なシーズンの幕を閉じることになった。

 ウォズニアッキによると、最初に異変を感じたのはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)の後で、8月のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2018)で起床した際には両腕を上げられなかったという。

 全米オープンの前に、関節に支障をきたす疾患の関節リウマチと診断されたというウォズニアッキは、「状況をのみ込むのにすごく苦労した。全米オープンの後、実際のところ何が起きているのか突きとめる必要があった」「だから、はっきりと状態を把握したのはそのとき。優秀なドクターに診てもらいにいき、治療を開始した」と明かした。

 28歳のウォズニアッキは、オフシーズンにこの自己免疫疾患を制御する方法を模索する見通しで、「治療計画を見つけ、どうするか見極め、自分自身で調べを進めていく。有り難いことに、今は素晴らしい治療法が確立されている」「そこから始めて病気と向き合い、どのように対処しながらつき合っていくかということになる」と話すと、状況としては日々対処していく必要があることも明かした。

「投薬治療は本当に進歩していて、すごく驚いている」「食事制限や睡眠のほかにも、いろいろ考えなければならない」「この病気とは、これからずっとつき合っていくことになる。完治するものではない」

 今月上旬の中国オープン(China Open 2018)で優勝したことは、ウォズニアッキにとって特に感慨深いものになっており、「自分にとって本当に大きい」「何もマイナスになるようなことはないという自信にもなった」と話した。(c)AFP