【10月25日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は24日、米国が軍縮条約から離脱すれば新たな軍備拡張競争が起こると警告した。米国が欧州に新たなミサイルを配備した場合、ロシアは「同様の」対抗措置を取るとけん制した。

 イタリアのジュゼッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相と会談後、モスクワで開いた共同記者会見で述べた。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は先週末、中距離核戦力(INF)全廃条約から脱退する方針を表明。プーチン大統領は23日にも、米国が同条約を破棄したり、ロシアとの新戦略兵器削減条約(新START)の更新をやめたりした場合、新たな軍拡競争が起こり、欧州を危険にさらすことになると警告していた。

 プーチン大統領は24日の記者会見で、世界の軍縮体制を解体させることは「非常に危険」だと指摘。ロシアは米国がすでに弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約を脱退したことや、INF全廃条約の脱退を検討していること、新STARTの先行きが不透明になっていることを懸念していると述べた。

「軍拡競争以外に何も残らない」とも発言。もし米政府がINF全廃条約を放棄し、欧州へのミサイル配備を拡大すれば、ロシアは「同様の」対抗措置を取るとし、「非常に素早く、効果的に対抗できる」と断言した。(c)AFP/Anna SMOLCHENKO