【10月21日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは20日、第9節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はバーンリーFC(Burnley FC)を5-0で一蹴した。一方、リバプール(Liverpool FC)もモハメド・サラー(Mohamed Salah)の決勝点でハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)に1-0で勝利し、首位シティに追随している。

 今月初めに行われた敵地でのリバプール戦で終盤のPKを失敗して勝利のチャンスを逃していたシティは、第9節を終えて7勝目を収め、バーンリーのゴールを守ったジョー・ハート(Joe Hart)にとっては古巣となるスタジアムへの悲惨な帰還となった。

 シティは17分、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が先制点を奪うと、後半にはベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)、フェルナンジーニョ(Fernandinho)、リヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)、リロイ・ザネ(Leroy Sane)がゴールを挙げた。

 シティは不気味なほど攻撃の歯車が噛み合うと、8月から膝(ひざ)のけがに悩まされていたケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)が、今季2度目の出場をベンチから果たした。

 シティは今季のプレミアリーグですでに26得点をマークしており、これは昨季記録した106ゴールを上回るペースとなる。

 リバプールはハダーズフィールドに苦戦を強いられるも、前半の中盤にサラーが決めたゴールを守り抜いて勝利した。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は英BTスポーツ(BT Sport)に対して「ハダーズフィールドにとっては良い試合であり、われわれにとってはそれほど良い試合ではなかった」と振り返り、「これで我慢するつもりだ」と続けた。

「たとえ勝っていても、私はタッチラインの上でフラストレーションを抱えているように見える時がある。チームのパフォーマンスは100パーセントではなかった。得点できそうなチャンスが6回か7回はあったが、決定的なパスがあと一つ必要だった」

 前節までシティ、リバプールと勝ち点で並んでいたチェルシー(Chelsea)は、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦の終了間際になんとか同点ゴールをもぎ取り、勝ち点1を獲得。また、アーセナル(Arsenal)が22日に試合を控える中、ウェストハム(West Ham)に1-0で勝利したトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が暫定4位に浮上している。

 1989-90シーズン以来となるリーグ優勝を目指すリバプールは勝ち点23でシティと並んだが、得失点差で下回り首位の座をシティに譲った。また3位につけるチェルシーとトッテナムの勝ち点は、ともに21となっている。

 シティ、リバプール、チェルシーの上位3チームは、開幕からいまだに無敗を続けている。(c)AFP/John WEAVER