【10月19日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は18日、行方不明になっているサウジアラビア人記者のジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏について、「責任の一端」は米国にあるとした上、サウジアラビア政府を黒幕と見る十分な証拠はないとの見解を示した。

 プーチン大統領はロシア南部ソチ(Sochi)で行われた会合で、「私が知る限り、行方不明になったジャーナリストは米国在住だった。この点において、彼の身に起きたことに対する責任の一端は、当然ながら米国にある」と指摘。

 また、ロシア政府は事の真相を把握していないため、サウジとの関係をロシア側から悪化させるようなことはできないとも述べた。

 トルコ当局は今週、カショギ氏が今月2日にイスタンブールのサウジ総領事館で暗殺部隊に殺害されたと発表。一方、サウジ政府はこれを否定している。(c)AFP