【10月4日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は3日、グループA第2節が各地で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)がASモナコ(AS Monaco)に3-0で勝利し連勝を収めた。ドルトムントのパコ・アルカセル(Paco Alcacer)は、加入後から続いている素晴らしい活躍をまたもみせた。

 ドルトムントは、後半開始からの出場となったヤコブ・ブルーン・ラーセン(Jacob-Bruun Larsen)がチャンピオンズリーグデビューから6分も経たないうちにゴールを奪い先制。

 72分には、FCバルセロナ(FC Barcelona)からローン移籍で加入したアルカセルが、PKを失敗した直後に追加点を挙げドルトムントが勝ち点3を確実なものにすると、試合終了間際にはラーセンのお膳立てからマルコ・ロイス(Marco Reus)が今季の6点目をマークした。

 ドルトムントを率いるルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督はドイツのテレビ局に対し、「全体を通して当然の結果だったと思う。後半は前半よりもずっと良かった」と話し、「きょうはプレッシングとボール奪取の点で優れていた。そのことでチームは自信を得た」と補足した。

 一方レオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督が率いるモナコは最下位に転落。ここまで8試合を終えたフランス・リーグ1で1勝しか挙げられておらず、開幕から悲惨な戦いぶりが続いており、順位表では2部との入れ替え戦に進む18位に沈んでいる。

 また他会場では、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)でクラブ・ブルージュ(Club Brugge)に3-1で勝利したが、得失点差でアトレティコを上回ったドルトムントが現在グループAの首位に立っている。

 アトレティコのアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)は、2得点に加えコケ(Jorge Resurreccion Merodio 'Koke')の3点目も演出し、アトレティコが今季の決勝が行われる本拠地で白星を収めた。

 前半終了の直前にアルナウト・フローネフェルト(Arnaut Groeneveld)による素晴らしいロングシュートが決まり、クラブ・ブルージュは試合を1-1の振り出しに戻したが、アトレティコとグリーズマンはあまりにも良すぎた。

 アトレティコを率いるディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、チームを勝利に導いたグリーズマンについて世界最高の選手と称賛した。

「昨シーズンも言ったがもう一度言いたい。グリーズマンは世界最高の選手だ」

「彼はヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)とW杯ロシア大会(2018 World Cup)、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2018)を制し、FCバルセロナ(FC Barcelona)とレアル・マドリード(Real Madrid)のいるリーグで2位に入ったのだから」 (c)AFP