【8月30日 AFP】第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)は29日、サッカー男子準決勝が行われ、韓国がベトナムに3-1で勝利し決勝進出を決めた。

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に所属する孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)は、リーグ戦序盤を欠場してインドネシアで韓国代表としてプレーし、兵役義務が免除になる金メダルの獲得までついにあと1試合と迫った。

 孫興民は兵役免除の可能性についてはコメントせず、「私は準備ができている。これ以上のことを話す必要はないと思う」と話した。

「われわれはあと少しで金メダルを獲得でき、歴史に名を残すことができる。それを目指して戦う」

 李承佑(Seung-Woo Lee、イ・スンウ)の2得点と、今大会でゴールを量産している黄義助(Ui-jo Hwang、ファン・ウィジョ)の得点により、韓国は週末に行われる決勝戦に進出。韓国は最多となる5回目の優勝を目指し、激しいライバル関係にある日本と対戦する。

 警告を受けていたため万が一に備えて72分に途中交代となった孫は、「難しい試合だった」とコメント。

「しかしわれわれは試合を支配していたし、勝利に値した。決勝戦に向け準備ができている。韓国を幸せにしたい、自分も満足したいと思っている。私は完全にポジティブだ」

 もう1試合の準決勝で日本は、78分に途中出場の上田綺世(Ayase Ueda)が決勝点を挙げ、アラブ首長国連邦(UAE)に1-0で勝利した。(c)AFP